さぁちゅんです~。
昨日の午前中、ハスの花を見られる所を検索して見つけた守山の「近江妙蓮公園」に初めて行ってみました。
「近江妙蓮」という珍しい蓮が植えられた瑞蓮池、妙蓮池(大日池)の2つの池のある庭園の公園です。
「近江妙蓮」は滋賀県の天然記念物に登録されています。

妙蓮池(大日池)。
「近江妙蓮」は、延暦寺の慈覚大師円仁が唐から持ち帰ったと伝えられ、約600年間咲き続けていましたが、明治時代に絶えてしまい、世界的な蓮学者、大賀一郎博士によって復活し、昭和35年、こちらに里帰りしてきました。

資料館の解説によると、「近江妙蓮」は他のハスとは違い、花びらだけでできており、1つの花に花びらが2,000枚~8,000枚も重なっています。
しかも、一本一花ではなく、一本の茎から2花や4花、多いものでは12花まで咲くものがあるとのこと。
花びらの枚数もすごいので、それはもう!花びら密集状態でスゴイことになっています!!
ハスの花は朝咲いて昼に閉じてしまうものが多いですが、この「近江妙蓮」は咲きはじめると、閉じることなくずっと咲き続けるのだそうです。
花びらだけの「近江妙蓮」はタネが出来ないので、レンコン(地下茎)で次の新個体を増やすのだそうです。

まだ咲きはじめたばかりで、ほとんどがツボミの状態でした。

全ての花、一花ずつにていねいに添え木がしてありました。
ものすごく根気がいりそうな作業です。

いかにもぎっしり詰まっていそうな、すごく重そうなツボミです。

外がわから順番に花びらが開いて行きます。


お、重そう。


この花は1花咲きに見えますね。
花が開き着るまでに時間がかかるので、外側の花びらが痛んできてしまうのですね。


瑞蓮池。
妙蓮の保護育成のため設置された新池だそうです。

「近江妙蓮公園・近江妙蓮資料館」
住所 守山市中町39番地
電話 077-582-1340
開館時間 9:00〜17:00(蓮の開花時期は時間を延長する場合あり)
入館料 2023年は7月7日~8月8日のみ有料 220円