さぁちゅんです~♪
先日、西陣の萬亀楼にランチに伺いました。
年に一度のちょっと贅沢ランチの集まりです。
半年も前から予約していて、待ちに待ったお楽しみのランチです。
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萬亀楼は創業享保7年。
宮中の年中行事や儀式で食された「有職(ゆうそく)料理」を現在に伝える歴史ある料亭です。
打ち水がされていて、お店の外でお店の方が待ち受けてくださっていました。
靴を預けて、下足札をもらって、座敷に通されました。
こんな高級料亭に行く機会がないので、ちょっと緊張します!

廊下からきれいな坪庭が見えました。

12名でしたので、2階の広間に通されました。
広すぎて、どこに座ったらいいか、落ち着きません・・・・。
でも、ワイワイとかしましく言いつつ、何とか席に着きました。

格調高い床の間。

お軸はホタルでした。

みんなが席に着くと、あたたかい香煎茶が運ばれてきました。
シソの風味の昆布茶で、おいしかったです。
今回は「竹籠弁当」(税込7000円弱)をいただきました。
有職料理と京料理を点心風にアレンジしてあります。
お弁当とは言っても、ちょっとしたコース料理になっていました。
さわやかな色目の単衣の無地の着物を着た中居さんたちが、サァーッと一斉に料理を運んでくれます。
中居さんたちは、お料理のお膳を客の前に置くと、御茶席のように、きちんと居住まいを正して、畳に手をついて礼をして下がります。
そのような丁寧なお運びを初めて見ました。
でもそうかといって、決して肩のこるような、威圧感のある接客ではありません。
タイミングよくサッという感じで、行き届いています!
さすがに西陣の老舗料亭だと、感心してしまいました。

長いもの寒天寄せ。
6月なので水無月仕立てにしてあります。

お造り。
タイとマグロです。
まぁ魚はそんなに変わったことはなかったのですが、付け合せてある野菜が一風変わっていました。
細ーく切られたカボチャ、長いも、みょうがなどのツマがたっぷりと添えられていて、ちょっと変わったサラダのようでした。
食事の途中、大女将が挨拶に来てくれました。
上品な身のこなしと、生粋の京言葉の何とも貫禄のある方でした。

お待ちかねの籠盛りが運ばれてきました。
もみじの青葉が飾られています。
わくわく♪

もみじを除けてみましょう。
それぞれに「ワァ~」という声が上がります。
タコの煮物、八幡巻き、もずく酢、赤こんにゃくの煮物、湯葉、昆布巻、イカ、海老、鮭、里芋、万願寺唐辛子、オランダ豆、カボチャ、サツマイモ、鱧の天ぷら、ナスの田楽、だし巻き、鯖の笹寿司など。
色どりも鮮やかに、一口ずつ、いろいろなお料理が盛合されています。
そして、この一口ずつのお料理がどれもこれも素晴らしかったです!

ご飯とお吸い物。
ご飯は飯蒸しです。
もち米のおこわの上に帆立と梅が添えてあります。
鱧と玉子豆腐、椎茸のお吸い物。

最後にグレープフルーツのゼリー。
これもとてもおいしかったです。
丁寧にスプーンに霧が吹いてありました。
女性向きのランチメニューらしく、デザートはかなりたっぷりサイズで、お腹も満足しました。
高級料亭としてはお手頃なランチのお弁当もあり、落ち着いて食事のできるいい雰囲気のお店でした。
素晴らしい時間を過ごせることができました。
またぜひ行きたいです。
「萬亀楼 (まんかめろう)」
TEL 075-441-5020
住所 京都市上京区猪熊通出水上ル
営業時間 12:00~22:00
定休日 不定休 こちらにも京都のおいしい情報満載です。


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