さぁちゅんです~。
GWの最終日、5月7日は信じられないほどのどしゃ降りの一日でした。
次の日の朝方まで強い雨が降っていました。
そんなどしゃ降りの雨の中、佐川美術館の「生誕100年 山下清展―100年目の大回想」を見に行ってきました。
入館にはwebからの予約が必要です。
面倒ですが、先に予約しないと入館できません。

佐川美術館です。
滝のように雨が降っています。
画面中ほどから池になっているのですが、境目が全然わかりません。
オトーサンは私が注意しなければ絶対に水にはまってたと思う・・・・。

雨がすごい。
池の中にシカの銅像があります。

美術館入口。

「生誕100年 山下清展―100年目の大回想」
展示室内は一切写真禁止です。
入った途端に、係のお姉さんに「ちょっと失礼します」と、タオルで肩にかけていたバッグを拭かれました。
びっくりしました。
気付いてなかったのですが、私のバッグが雨で濡れていたようです。
布製だったので、色が変わっていただけで、そんなにびしょびしょに濡れてたわけじゃないんですよ。。。
貴重な作品を水分で傷めることが無いように、見つけたら拭いておられるようでした。
今年は「山下清」生誕100年です。
子どもの頃の作品も展示されています。
子供の頃の作品もすでに観察眼とリアルさに驚かされます。
山下清には瞬間記憶能力があり、見たものを完全に記憶して描いていたのだそうです。
何年たっても全く同じ絵を描くことができたのだとか。
山下清が青年になる頃は日本が戦争に進んでいった時代と重なりました。
ところが「戦争というものは一番こわいもので一番大事なものは命で」と考え、徴兵検査から逃げるために放浪の旅に出たのでした。
「山下清」いうと、ドラマ「裸の大将放浪記」や映画のモデルにもなり、白いランニングシャツとおにぎりのイメージがあるのではないかと思います。
実はそれはあくまでフィクションで、放浪中はドラマとは違い、夏は浴衣、冬は着物を着用していました。
その後も放浪を繰り返しましたが、放浪中には絵を描かず、見てきた景色を帰宅してから絵を描き、日記を記していました。
「放浪はくせか病気」だと思っていたようで、放浪せずにはいられなかったようです。
山下清の作品は、貼り絵、ペン画、油絵、焼き物と多岐にわたっています。
大人になってからの作品は、貼り絵もペン画も、細密画と言ってもいいほどの緻密さで、細やかに表現されています。
いくら見ても見足りないほど、作品をひとつひとつ見入ってしまいました。
ペン画もいいのですが、やはり貼り絵が素晴らしかったです。
貼り絵に用いられている小さくちぎった紙は大きさも貼る向きもそろえられていて、こよりは細さをそろえてありました。
どれだけの根気を要するものなのでしょうか。
中でも花火の貼り絵は素晴らしくて、ずっと見ていても見飽きませんでした。
出品数も多く、どの作品も全てが素晴らしくて、本当に良い展覧会でした。
山下清は天才だと思います。

山下清展の会場を後にし、館内をちょっとうろつきました。
中庭も池になっていました。
相変わらずすごい雨です。

こちらも中庭です。

佐藤忠良展の展示室です。
手前は展示室の前の廊下に置かれているブロンズ像です。

樂吉左衞門展示室のロビー。
水の底にいるような空間。

樂直入 作。
十五代樂吉左衞門は、2019年に代を譲り、樂直入に改名したのだそうです。
十六代樂吉左衞門がおられるということなのですね。
「佐川美術館」
滋賀県守山市水保町北川2891
Tel:077-585-7800 Fax:077-585-7810
開館時間:9時30分~17時 (最終入館は16時30分迄)
休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始
※展示替え等のため臨時休館あり


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