さぁちゅんです~♪
先月から「西国三十三所巡礼」を気楽に回り始めました。
今回は初めて京都を出て、奈良の「壷阪寺」まで行ってきました。
正式には「南法華寺」といい、古くから眼病封じの観音様として信仰を集めるお寺だそうです。
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場所はうまく説明出来ないのですが、明日香を超えて、もうちょっと行った山の中にお寺はありました。
カーナビをセットしたら、ちゃんと連れて行ってくれました。
山道をくねくねと登り、駐車場に着くと、たくさんの堂宇とたくさんの大きな石仏が見えています。
いうなれば仏教のテーマパークのような異次元空間が広がっていました。

駐車場と山門の間に養護盲老人ホームがありました。
眼病平癒のお寺だからですね。
さすがです。
すごくありがたい気持ちになりました。

入山料(600円)が必要です。

階段を上がると仁王門。

仁王像。
金網も何もなく、素通しの状態で仁王様がいらっしゃいました。

釈迦如来「壷坂大仏」と、観音三尊像。
すごいド迫力です。

灌頂堂と多宝塔。

手水舎。

礼堂と三重塔。(どちらも重要文化財)

礼堂。
室町時代の建物です。
いよいよ、今回のお目当ての千手観音様は、この奥にいらっしゃいます。

礼堂のお隣の建物が納経所兼、入り口兼、売店になっていました。
本来ならば、お詣りをしてからご朱印をいただくのですが、入り口に納経所があったので、先にご朱印をいただきました。

ご朱印。

壷坂寺が舞台の失明回復祈願にまつわる夫婦愛を描いた浄瑠璃「壷坂霊験記」沢市、お里のしおりがついていました。
「妻は夫をいたわりつ、夫は妻をしたいつつ~」この節は有名ですね~。
絶対、一度は耳にしたことがありますよね。
「イラスト散華」はついていませんでした。
もしかしたら、お願いしたらもらえたのかもしれません。
もらい損ねたのかなぁ~。

礼堂に入ると、その奥に八角円堂がつながっていて、そちらに観音様がいらっしゃるのが見えました。

礼堂に続く本堂八角円堂のご本尊は「十一面千手観世音菩薩」。
すごい霊力とか法力とかがありそうなお姿ですね。

八角円堂の中でも目薬と胃薬などが販売されていました。
お寺が医薬品販売の免許も持っておられるようです。

浄瑠璃「壷坂霊験記」沢市、お里の像。

浄瑠璃「壷坂霊験記」のストーリーは以下のようなものです。
盲目の沢市と美しい妻お里は、壷阪寺の近く住んで、つつましく暮らしていました。
妻のお里は夫の沢市を深く愛していたので、なんとかして、沢市の眼病を治そうと壷阪寺の観音様に毎夜お参りするのでした。
それを知らぬ沢市は、夜な夜なお里が出かけていくので、好きな男ができたに違いないと邪推します。
ある夜、沢市はお里の後をつけていき、お里が3年もの間毎日、沢市のために壷阪観音におまいりをしていたということを知ります。
なんという愚かな邪推をしてしまったのかと沢市は詫び、このままでは盲目の自分はお里の邪魔になってしまうと、沢市は近くの谷に身を投げてしまうのです。
お里も悲しんで後を追って身を投げます。
そこに観音様が現れ、この夫婦愛に二人の命を助け、沢市の目も治り、めでたしめでたし。

御釈迦様の生涯をレリーフにしてあります。
遠くに見えるのは大観音石像です。

このレリーフは、先代住職が昭和39年よりインドでのハンセン病患者救済活動を始め、そのご縁で奉納された物とのことです。
何千人の石仏師が何年もかけて造ったそうです。

天竺門。
この門から先には「天竺=インド」からやってきた石像がたくさんありました。

まずは坂の途中から境内を見渡してみました。

一番頂上にいらっしゃるのが大観音石像。
高さ20m!
とにかく大きいです~~!

インドのデカン高原の花崗岩で作造された大涅槃像。

いい景色です。


七福神。

大石堂。

大石堂 内部。
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その後、壷坂寺に連絡を取って、イラスト散華を郵送してもらいました。
こちらにも京都のおいしい情報満載です。


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