さぁちゅんです~♪
ちょっと前にNHKのテレビ番組で見かけた奈良県葛城市の「当麻寺(たいまでら)」のたたずまいがとてもステキで、この目で見てみたくて、昨日行ってみました。
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昔ながらの門前の街並の坂道を登りきったところに仁王門があります。
自動車は仁王門の脇のPに駐車できました。

門をくぐったところに、鐘楼がありました。
立て札に「1300年前の日本最古の梵鐘(国宝)」とありました。
そんなすごいものが、こんなに無防備な形で置かれているなんて!
さりげなさすぎて驚きです。
さすが古の都、おそるべし。
正面の本堂とその中の当麻曼陀羅を早速に拝観させていただきました。

当麻寺本堂(国宝 天平時代)。
当麻寺で一番大きな建物で、当麻曼荼羅が本尊として置かれていることから曼荼羅堂ともよばれています。

貸切で拝観。
空気まで天平の香りがしてくるような気が・・・・。
曼荼羅の厨子は、天平時代に根本曼荼羅を掛けるために制作されたもので、国宝となっています。

当麻曼荼羅(重文 室町時代)。
天平時代に中将姫が蓮から抽出した糸で織ったという伝説の「綴織当麻曼荼羅」(国宝 天平時代)は秘仏となっており展示されていません。
これはその写本で、室町時代に当麻寺本尊として正式に写されたものです。

役行者および前鬼・後鬼像(室町時代)
当麻は、役行者の練行の地です。
本尊・弥勒仏の胎内に孔雀明王像を納め、四天王を飛来させ、熊野権現を勧請し、中之坊で霊薬を創製したなど、数々の伝承を残しています。

講堂(重文 鎌倉時代)。
白鳳時代に創建ですが、平安末に焼失し、乾元2年(1303)に再建されました。

阿弥陀如来像(藤原時代)、妙幢菩薩像(重文 弘仁時代)、伝阿弥陀如来坐像(重文 藤原時代)、木造地蔵菩薩立像(重文 藤原時代)が安置されています。

金堂(重文 鎌倉時代)。
当初の金堂は平重衡の南都焼討ち(1180)の際に破壊されたため、寿永3年(1184)に再建されたものです。

弥勒仏坐像(国宝 白鳳時代)。
当麻寺創建時の本尊で、681年の作とされ、土を盛って造られた塑像で、塑土の上に布を張り、漆、金箔で仕上げています。
日本最古の塑像。

四天王立像(重文 白鳳時代)。
持国天 増長天 広目天 多聞天が金堂須弥壇上の四隅に安置されています。

東塔(国宝 天平時代)。
東西ともに三重の塔で、東塔は天平時代、西塔は天平時代末期から弘仁時代の建立で、こうした古代伽藍の東西両塔が再建されたものではなく揃って現存するのは全国で当麻寺のみです。
西塔の写真を撮りそこなってきてしまいました。
ほぼ同じ高さの塔です。

中之坊の玄関口には、大釜が大きく構えています。
ここで、1300年前に「役の行者(えんのぎょうじゃ)」に始まるといわれる大和の伝統薬「陀羅尼助」(だらにすけ)をつくっていました。
あまりに古い伝統、古い設備であるが故に、厚生省による製薬基準(GMP規格)に適合し辛くなり、昭和58年より製薬を休止しています。
現在は、吉野大峯の陀羅尼助を販売しています。
1300年の伝統である「薬草と加持力の両面による救済」という本旨を貫くため、陀羅尼助に陀羅尼を唱え、ご祈祷をして販売いるようです。

「陀羅尼助丸」(分包)1箱 27回分 1200円。
<効能・効果>丸薬:食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、もたれ、胸つかえ、はきけ(むかつき、二日酔い)、嘔吐、整腸、軟便、便秘

10年ほど前に奈良の室生寺に行った時に、陀羅尼助を初めて買いました。
私はお腹の痛いときなどに飲んでいます。
けっこうよく効くと思います。
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