さぁちゅんです~。
昨日は「京都市京セラ美術館」に行ってきました。

平安神宮の大鳥居。
約24mの高さの朱色の大鳥居はいつ見ても美しいです。
この景色、好きだわぁ。
大鳥居の前に「京都市京セラ美術館」はあります。

美術館脇の疎水の風景も美しいです。

こちらが「京都市京セラ美術館」です。
これまで「京都市美術館」という名前でずっと親しまれていましたが、大規模リノベーションを行い、2020年に「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープンしました。
伝統ある外観はそのままに残されています。

「ルーブル美術館展 愛を描く」では、ルーヴル美術館の38万点のコレクションの中から、16世紀から19世紀半ばまでに描かれた、愛をテーマにした73点の絵画が出展されています。

フランソワ・ブーシェ『アモル(キューピット)の標的』1758年の巨大ポスター。
LOUVRE(ルーブル)の中にLOVEの文字を見つけた人すごい!
入場前の場所にあるポスターですが、会場に入って一番目の作品がこの『アモル(キューピット)の標的』でした。
可愛いこの子たちは天使ではなくアモル。
美の女神ビーナスの子供です。
アモルというのは、日本では英語のキューピットという名前が浸透していますが、ギリシャ神話では「エロス」のことで、小さくてかわいいけど「愛の神様」です。
アモルの金の矢に射抜かれると最初に見たものに恋をしてしまうという伝説があります。
あらら、射そこなった矢が地面に散らばっています。

こちらのポスターは、フランソワ・ジェラール『アモルとプシュケ』1798年。
アモルが少年となっています。
大きく育っています。

第4室のみ、撮影可能でした。
第4室の作品をすべてUPしておきます。

フランソワ・ジェラール『アモルとプシュケ』1798年
愛の神アムルが見初めた美少女プシュケに初めてのキスをする場面。
実は、アムルが誤って、自分に金矢を刺してしまい、プシュケに恋に落ちてしまったのです。
プシュケの美しさに嫉妬したアモルの母ヴィーナス(アフロディーテ)に試練を与えられながらも愛を貫き結ばれます。
めでたしめでたし。

アリ・シェフェール 『ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカとパオロの亡霊』1855年。
フランチェスカとパオロは不倫カップル。
フランチェスカが夫の弟のパオロと恋に落ち過ちを犯します。
夫の逆鱗に触れ刺殺され、2人は地獄を永遠に彷徨っています。
それを地獄めぐり中の詩人ダンテとその師匠ウェルギリウスがその様子を眺めている構図。

ウジェーヌ・ドラクロワ『アビドスの花嫁』1852-1853年頃。
イギリスの詩人バイロンの「アビドスの花嫁」という長編詩をテーマに描いた作品でパシャ(高官)の娘ズレイカと、その兄の海賊の首領セリムの恋仲を死が引き裂く場面を描いた作品です。

クロード=マリー・デュビュッフ『アポロンとキュパリッソス』1821年。
キュパリッソスは若く美しい少年で、太陽の神アポロンに愛されますが、大切にしていた牡鹿を誤って殺してしまいます。
嘆き悲しんだ彼は自ら願って糸杉になってしまいます。
牡鹿にもたれるように横たわったキュパリッソスの頭を、かがみこんだアポロンが優しく支えています。

ジャン=パティスト・ルニョー『友情の杯を交わすヒュメナイオスとアモル』1820年。
ヒュメナイオスは結婚の神。
愛と結婚の結びつきです。

テオドール・シャセリオー『ロミオとジュリエット』1850年ごろ。
死が恋人たちを引き裂く誰もが知る名作。

テオドール・シャセリオ―『ヘロとレアンドロス』19世紀第2四半期
アフロディテに仕える純潔の巫女ヘロとその恋人レアンドロスの悲恋物語。
ここでも死が恋人たちを引き裂きます。
これは私の単なる感想なのですが・・・・、
ルーブル美術館の所蔵する作品はものすごく膨大で、きっと所蔵庫に入ったままなかなか日の目を見ないような作品もたくさんあるのだろうなと。
そういった決してメジャーではない作品たちをこうやって、テーマをもって貸し出していただけることで、目に触れられるのは、ありがたいことだなと思いました。
メジャーな作品たちは、コロナも明けたことだし、ルーブル美術館まで足を運んでぜひ見に来てくださいねというところなんだろうな、なんて。
知らんけど(笑)

美術に詳しくないので、この程度で。
展覧会のカードが置いてありました。
このQRコードからかなり詳しい案内を見ることができます。
動画もたくさんUPされています。
ちょっと覗いてみてくださいね。
「ルーヴル美術館展 愛を描く」
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階|新館 東山キューブ
会期:2023年6月27日(火)~9月24日(日)
開館時間:10:00(8月1日から9:00の早朝開館を実施)-18:00 ※入場は閉場の60分前まで
観覧料(当日券):一般2,100円/高校・大学生1,500円/小・中学生1,000円
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館